“わたしの見解では、「もし~ならどうなるか」がSFの本質だ。ありのままの現実から出発し、作家はもっともらしく論理的に一貫した条件を適用して思考実験を進めていき、登場人物やプロットを想像上の超現実まで押し上げるこよでセンス・オブ・ワンダーと未知の感覚を喚起する。現代中国の不条理な現実に向き合った時、作家はSFという手段なくして究極の美や究極の醜さといった可能性をじゅうぶんに探求し、表現することはできないのである。”

 

陳楸帆
「折りたたみ北京」収録
エッセイ 「引き裂かれた世代:移行期の文化における中国SF」より

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